第2.5回、えのき
今回は「えのき」である。
こちらに住んでていて、なかなかなめ茸が手に入らずえのきで「なめ茸風えのき」を作ったのはいい思い出だ。
しかし、今回はまたまた番外編である。
この「えのき」実はうちの犬の名前だ。
そんな可哀想な、などと声が聞こえそうだしそう言われた。
「えのき」は保護施設で引き取られた犬であった、彼女の姉妹は彼女を含め5匹いた。
その保護施設に送られた理由は定かではないが、その時は越冬ができずにこのままだと母犬が子犬を守り、子犬ごと全て死んでしまう可能性があったということ。
そして、肝心な名前についてだが保護施設の職員が全ての子犬にキノコの名前をつけたのである。それをたまたまウェブサイトでみた僕と妻はこの「えのき」に対して応募してみたのである。
特に問題なくうちに来てくれる事となったが、後から聞くと1匹の子犬に対して3件の申請が来ていたそうだ。
辿々しいやりやり取りしかできなかったのによくもまあと今は思う。
でも、きっと何か理由があるだろうと僕は思っている。
これから先、僕は「えのき」に何が出来るだろうか。
出来る出来ないじゃなく、たとえ言葉が通じなくとも彼女の気持ちに寄り添わなければいけない。それが家族だ。
家族として精一杯頑張っていこうと思う。
あ、こちらの片田舎のスーパーでも「えのき」はよく見つけられるようになりました。
鍋の時には必ず入れています。
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