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第5回、なすの揚げ浸し

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 今回は「なすの揚げ浸し」、昨夏はこちらでも簡単に手に入るズッキーニで揚げ浸しをしたがたまたまスーパーで良い感じのなすが売っていたので今回は作ってみることにした。 以前は日本っぽいなすは見かけず、米なす、所謂皮の硬いなすしか売っていなかったのだが食材が知られてきたということか。 (牛蒡なども売っていることもあったが、人気がなかったのだろう今はない。ゴーヤもあるが店員すら「これはなんだ?」という始末) 例にならい今回も画像がないのだが、今回の「なすの揚げ浸し」の後に再度味をかえて作ったものもあるのでレシピを二つ載せておこうと思う。 1、なす1本、だし汁400ml(ほんだしで適当に作りました)、砂糖小さじ1、みりん大さじ2、薄口醤油大さじ3。 2、なす半分、水300ml、白だし大さじ3、みりん大さじ1。 作り方などは以下省略。としたいがなすを揚げて、お湯をかけて油切りし、沸かした漬けダレにぶっこむ。 今回の画像は1のものです。 実際のところ、僕の好みは2でした。 食べる際には一度冷やしておろし生姜を乗せてから食べています。 この料理のいいところは、「作り置きして食事の際に小鉢で出す」、というか僕が作る料理に関してはメインがほぼなく小鉢やソースなどが多いな。 麻婆豆腐などのレシピもあるが、絶対今の犬と二人暮らしの状況ではやらないので今後ということで。 ちなみに海外に住んでいますが、糠床も持っているため記憶は薄いのですがこのなすも少しぬかにぶっ込んだような気がします。

第4回、ケール胡麻和え

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 今回は「胡麻和え」。 なぜほうれん草じゃないのか、なぜケールなのか、それはケールというものはどのように食べたら美味しいのかわからなかったからだ。 まあ、それは置いておいて実際のところは胡麻和えのソースはどう作ればいいのかと不思議に思ったからだ。 幸いなことに胡麻は売っている、ただすりごまが必要であろう。 うん。昔買ったスムージー作るミキサーでゴリゴリしてしまえばいいのではないか。 やっていきましょう。 胡麻大さじ5、砂糖大さじ1、醤油大さじ1.5、これを先に胡麻と砂糖を容器に入れゴリゴリ、胡麻の油分で固まってくるので適度にほぐしながらゴリゴリ。 仕上げに醤油を入れてゴリゴリ。 即出来上がりました。 が、奇跡的に画像はありましたが肝心のケールと合わせた画像はございませんでした。 正直なところ「ケールの胡麻和え」は好きでした。 その後ケールの炒め物などにも挑戦し、まあまあケールファンになりつつあります。

第3回、銀皮でなんこ

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 今回の「なんこ」というものは恐らく、一部海外では絶対に手に入らないであろう馬の腸を使った北海道歌志内市の郷土料理だ。 名前の由来など詳しくは知らないが、僕のおばあちゃん、お母さんなどが「作るのはめんどくさい」と言ってた代物でなんだか味噌の汁にニンニクがこれでもかって効いてる逸品だった。 そんな「なんこ」を先日食べたくなり、この片田舎じゃ牛のホルモンすら手に入らないけど別のコリコリ食材で代用できないかと砂肝の銀皮と言われる部分を使ってみた。 分量など細かいことは忘れたが、銀皮を先に下茹でしそのまま水をかえて沸騰させニンニクスライスを大量投入し味噌、みりん、砂糖、酒、醤油などを使用し限りなく覚えている味に再現させた。 画像もないし、正確な分量もわからない(笑 ちなみになぜこの銀皮を使おうと思ったのかというと、以前の「ねぎ味噌」同様、現在日本に行っている嫁の作り置きシリーズの端材である。 嫁にはしっかり砂肝串を作り冷凍し、自分は食べずに皮を食べた。 そんな心温まるエピソードでした。 しかし、我ながらよくできたと思うので次回はしっかり分量を残していきたいと思う。 (加工前に嫁に送った画像を追加

第2.5回、えのき

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 今回は「えのき」である。 こちらに住んでていて、なかなかなめ茸が手に入らずえのきで「なめ茸風えのき」を作ったのはいい思い出だ。 しかし、今回はまたまた番外編である。 この「えのき」実はうちの犬の名前だ。 そんな可哀想な、などと声が聞こえそうだしそう言われた。 「えのき」は保護施設で引き取られた犬であった、彼女の姉妹は彼女を含め5匹いた。 その保護施設に送られた理由は定かではないが、その時は越冬ができずにこのままだと母犬が子犬を守り、子犬ごと全て死んでしまう可能性があったということ。 そして、肝心な名前についてだが保護施設の職員が全ての子犬にキノコの名前をつけたのである。それをたまたまウェブサイトでみた僕と妻はこの「えのき」に対して応募してみたのである。 特に問題なくうちに来てくれる事となったが、後から聞くと1匹の子犬に対して3件の申請が来ていたそうだ。 辿々しいやりやり取りしかできなかったのによくもまあと今は思う。 でも、きっと何か理由があるだろうと僕は思っている。 これから先、僕は「えのき」に何が出来るだろうか。 出来る出来ないじゃなく、たとえ言葉が通じなくとも彼女の気持ちに寄り添わなければいけない。それが家族だ。 家族として精一杯頑張っていこうと思う。 あ、こちらの片田舎のスーパーでも「えのき」はよく見つけられるようになりました。 鍋の時には必ず入れています。

第2回、ねぎ味噌

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 この「ねぎ味噌」実は僕には特にゆかりの無いもので実家での生活では食べた記憶はないのである。 では、なぜ作っているのかというと(厳密には第1回の三升漬けの前日に作ったものだが)現在嫁が日本へと帰国しており、帰ってきた際に食べたいものをある程度用意しておいたのだ。 そして日本ねぎはこちらでも手に入る、いくらかは刻んですぐ使えるようにも冷凍しておいた。 しかし、やはりネギを沢山使うとどうしても出てきてしまうものだ、こんな美味しいものは捨てたくない、なら保存の効く方法で加工してしまおうと。 まあそういうことだ。 今回のレシピはネギ160グラム(青いところ)、味噌100グラム、砂糖大さじ2、みりん大さじ4、醤油大さじ1、酒大さじ4。 ネギを胡麻油で少し炒めた後に合わせたタレをぶち込んでネリネリネリネリ。水気がなくなって完成。 お気づきだと思うが、特にゆかりがないのでまだ食べていない。嫁が後数日で帰ってくるのでその時に美味しく食べてもらおう。(笑

第1.2回、スパイス

 今回は「スパイス」要は番外編ということにしたいと思う。 なぜに海外に嫁と犬との三人暮らしをしているのか。この「スパイス」を今回はつらつらと書いていこうかなと。 端的に言うと趣味が高じて海外に住み、嫁ができて犬を引き取った。 元々こうなる人生だったのか、はたまた気持ちに従って生きていたから今があるのかはわからない。正直今でもわからないが、要所要所の自分の大切な気持ちは把握しているつもりだ。 僕は今、飲食関係の仕事をしている。 所謂「コックさん」「料理人」「シェフ」ってやつだ。これは中学の時にとてつもなく憧れて高校に行かなくていいからやりたいと親にせがんだくらいだ。 そしてなぜ海外にいるかというと、趣味であった「クライミング」がきっかけだ。過去形というのも意味があり現在でもやろうと思えばできるが、やらないのである。 理由は二、三あるが1番はこっちでできた家族と有意義な時間を過ごしたい為、自己満足かもしれないが。 そして僕は海外海外とさんざん言っているが、英語はほぼ喋れない。 聞き取りし理解する、読み翻訳することは可能なくらい平均的な日本人の英語力と言っていいだろう。 ここで気になるのが、この英語力についてだ。 海外に住む、漠然と幼い頃から少し憧れていた部分がある。 料理の道に行きたい、なんとなく憧れる。 全て憧れから行動へ移したのだ。 しかしだ、それについて努力は一切と言っていいほどしなかった、きっと努力したのは趣味部分であった「クライミング」だけであろう。 今思えば気持ちに従ったのであれば、それ相応の努力はすべきだったなと反省はしている。 大きなことは言えないし、人生は失敗の連続で学び続けるものだと既に痛感している。 俗にいうパンデミックの中、この海外で嫁と出会った。 今出来る事、やらなければいけないかと少しでも感じることは全て行うようにと思うようになった。 きっとこのブログと今まで作ってきた「まかない」これから作るであろうまかないも、その時僕に必要なものなんだと思う。 これを書きながら自分自身の気持ちを整理し、音のない心の声に鼓膜を響かせているつもりだ。少しでいい、明日の自分、その先の自分へと「スパイス」を聴かせて成熟させていきたい。 あ、今は熟成肉作ってましゅ。 一応ウェットエイジング二日目で、もうそろ三日目なので画像を撮っておくので今後アップしていきますね。(